story10 なぜ傾聴してもらう体験が必要なのか

傾聴してもらう体験が必要です

今までのstoryにも何回も書いていますが、新講座で傾聴を学ぶことにより自分の心の声が聴けるようになってきます。
その自分の心の声を聴くためには、人に傾聴をしてもらう体験を積むことが必要だと感じています。

新講座では、毎回講座の始めに前回の講座以降の日常生活の中で、ご自身が感じたことを話していただく時間を取ります。
自分の気持ちの言語化ですね。

自分の思い・気持ちを言語化することを普段からやっていらっしゃる方は、まだまだ少ない印象です。
自分の気持ちを言語化するためには、自分の心の声を聴こうとしなければ聴けません。

この自分の心の声を聴こうとするには、人に傾聴してもらう体験が必要になります。

この傾聴してもらう体験も講座の中ではたくさん積んでいただけるようにしています。

今までの生徒さんのお話を聴いていても、たくさん聴いてもらう体験を持っている方は、自分の心の声を聴くのがとても上手な印象です。
聴いてもらう体験をみなさんに積んでいただきたいと思います。

傾聴で聴いてもらうとどんなメリットがあるのか

自分の悩みをアドバイスされず、勝手な解決をされず、自分をそのまま受け止めてもらえる経験ができます。
普段の周りの人の聴き方とは全く違う感覚だと思います。

・自分を否定されない
・相手の経験からアドバイスされない
・そうせざるを得ない思いに寄り添ってもらえる
・自分のそのままでいいんだとだんだん思えるようになる
・自分自身を受け止めらるようになる
・どんな気持ちがあっても自分だと思えるようになる
・自分の存在を肯定できるようになる
・人と比べる自分にすらOKが出せるようになる
・頑張れない自分にも声をかけてあげられるようになる
・自分を信じてもらえる
・穏やかな時間が増える
・安心安全の場を感じることができる
・なんでも話せる人がいる安心感が持てるようになる
・自分のことが理解できるようになる
・自己嫌悪が減る
・楽に生きられるようになる
・傾聴が上達する

今書いたのは、私自身が経験したことです。
人それぞれ感じ方は違うので、全部当てはまるかどうかはわかりませんが、この中のひとつやふたつ感じることがあるのではないでしょうか。

こうして傾聴してもらう体験を積むと…

傾聴してもらう体験は、同時に人が話を聴いている姿をあなた自身が目の前で見ることになります。
こんな質問をいつもしていたな。
こんな風に私の気持ちをわかろうとしてくれていたな。

と、後から思い出す瞬間があったりするのです。
これはたくさん聴いてもらう体験があるからこそ。

何度も何度も聴いてもらうことにより、その時かけてもらった言葉を自分にかけることができるようになります。

自分に対する言葉かけは自分に対する共感でもあるのです。


「よくやったじゃない!」
「疲れたよね~今日は休もうか」
「今日はまぁいいか。明日頑張れると思うんだよね~」
「辛かったね」
「これがいいって思ったんだもん。あの時はさ。仕方ないよね~」

こんな言葉を自分自身にかけてあげられるようになるのです。

自分のことを自分で労ってあげている感覚ですね。

次はこの言葉を相手にかけてあげらる

こうして聴いてもらう体験から、自分に言葉をかけてあげられるようになり、次はあなたが誰かの話を聴く時に共感の言葉が心から出て来るようになるのです。

私の中ではこの順番です。
①自分が聴いてもらう体験を積み
②自分が自分の心の声を聴けるようになり
③相手の話を心から聴けるようになる

これをひとつずつやるのではなく同時進行で進めていくことで、傾聴とはこうなんだなと体感でわかっていただけるようになるのです。

だから型だけではない傾聴が身についていくのです。

まとめ

傾聴する人には傾聴してもらう体験が必要です。
傾聴で聴いてもらう経験から、自分で自分の心の声が聴けるようになり、相手の心の声が聴けるようになります。

頭で理解した型だけの傾聴ではない「自分と相手の誠実な気持ちと気持ちのやり取り」がしたいあなたには、この講座が役に立つのではないでしょうか。

あなたがあなたでいられますように。