story3 なぜ継続して傾聴に触れることが必要なのか

傾聴上達には聴いてもらう体験が必要です

あなたは傾聴の聴き方はこうするのよね~ということをすでにご存じかもしれません。
「傾聴」という言葉自体は、私が傾聴を学び始めた7年前に比べると、とても世間に広まっている印象はとてもあります。

ただ言葉は知られていたとしても、実際に傾聴ができるかどうかはまた別の話。
本で読んだだけでわかったつもりになってしまうのですが(私もそうでした)実際に傾聴を学ぶこととは全く訳が違うのです。

それはなぜか。
本当に傾聴をしたいと思われるのであれば、自分自身が傾聴で聴いてもらう体験がないと相手に傾聴して差し上げることはできないからです。

自分がやってもらった経験がないのに、それを人にしてあげることはできないですよね。残念ですが…

本で読んだ、ネットで調べてみたことはあっても、傾聴は上達しにくいのです。
私が傾聴をお伝えしている中で感じていることは、傾聴で聴いてもらった体験が多い方の方が、ご自身が傾聴で聴くのも上手になっていかれるのが早い印象です。

傾聴で聴いてもらう体験をたくさん積んでいただくために、今回の新講座は傾聴してもらう時間をたくさん入れています。
それが話す練習の時間です。

今回の講座にはそれ以外にもご受講中に3回の個人セッションも含まれています。

1年の月日を共に学び、共に練習していくことになるので、壁にぶつかってしまうこともあるかもしれません。
傾聴とは全く関係のない、なにか大きな悩みが突然出て来ることもあるかもしれません。
そんな時に個人セッションをご利用いただければと思っています。

これが傾聴を体感として知っていただける機会になると思います。

傾聴にたびたび触れていただくことで思い出すこと

私の所に毎月傾聴の練習にお越しになられる方の言葉で「ここには思い出すために来ている」とおっしゃられる方がいます。
なにを思い出すために来ているのかというと…

「自分を大切にすること」

を思い出すために来ているとのこと。


私が傾聴をお伝えする中で重きを置いていることが、この「自分を大切にすること」なのです。

傾聴で人と関わるには、まずは自分のことを知る。
自分がどんな時に心が動くのか、心が揺さぶられるのか。
どんな時に幸せを感じ、どんな時にツライ気持ちになるのか。
どんなことを親から言われて来て、どんな風に自分を護ってきたのか。

自分の思いのクセだったり、自分の大切にしたいことだったり、これだけは譲れないという思いを知ったり。

知ったうえで、そんな思いがあるんだね。それが辛かったんだね。とまず自分に寄り添う。

これが自分をそのまま受け止める、受け容れる。
どんな自分にもOKを出せるようになる。

「自分を大切にすること」だと私は考えています。

たびたび傾聴に触れることで「自分を大切にする」時間が増えていきます。

自分への言葉かけがそのまま相手への言葉かけになるのです

普段から自分に声をかけていること。
それが相手の方にかけることができる言葉になります。

自分にかけている言葉がそのまま自分の言葉となり、相手にかけられる言葉になっていくのです。

なので、自分にかける言葉はとても重要だと考えています。

4名までのグループレッスンになりますので、自分にはない言葉を他の人が使っていることもよくあります。
よいものはどんどんマネをして使っていただきたいですし、自分はこうして声をかけているというシェアももちろん大歓迎。

自分をねぎらう言葉、自分をほめる言葉、自分を勇気づける言葉、それぞれの方がそれぞれの言葉をもっているはずです。

今は自分を責めてしまう言葉かけが多いなぁ…と思っているあなたも、月に2回のレッスンの中でたくさんの言葉に触れることができると思います。
それも1年間続くので、どれだけたくさんの言葉を自分のものにできるでしょう。

それを考えただけでも、私自身もワクワクしてきます。

いつもあなたが自分にかけている言葉が、一緒に学ぶ方に勇気を与えるかもしれません。
逆にあなたが勇気をもらうこともあると思います。

自分への「ギフトワード」を増やし、それが誰かにかける言葉となり、循環していくことが望みです。

まとめ

傾聴には自分自身が傾聴で聴いてもらう体験が必要です。
自分がやってもらったことがないものを、人にやって差し上げることはできないから。

毎回のレッスンで「自分を大切にすること」を思い出し、自分のことを知っていきましょう。

自分への言葉かけが相手にかけられる言葉になります。
自分への「ギフトワード」をたくさん集めて、あなたの周りの方にも自然に声がかけられるようになるといいですね。

あなたがあなたでいられますように。