たった一週間の奇跡

今日は先日傾聴1日講座にお越しくださったお客様のお話しです。

彼女はキャリコンの試験を11月に控えた方でした。

キャリコンの勉強の中で傾聴が出来ないということに気づき、傾聴1日講座をご受講。
私は実用講座で初めてお目にかかりました。

講座中にお話をうかがっていて、心を無にしている方がラクだとおっしゃられていました。
私は傾聴をするには自分の心を動かしながらでないと話は聴けないよとお伝えしています。

傾聴に大切な一致の感覚は
「相手の話を聴きながら、自分がどう思っているかどう感じているかに意識を向けながら話を聴きます」

と講座の中でもお話しします。

なので、無になって心を動かさないと気持ちと気持ちのやり取りが出来ないのです。
知識や技術をいくら使っても、本当に寄りそうことは出来ないと思っています。

実用講座の時に「無にしている方がラク」とおっしゃられた言葉が特に気になり、
「自分の気持ちを抑えていらっしゃったんですね」とお話ししたことが、とても響いたようで。
講座中のお昼休みにご自身が気付かれたことをお話しくださったのが印象的でした。

講座後数日経っても、彼女が「無にしている方がラク」といった言葉がずっと私の心にあったので、毎週水曜日に配信しているLINE公式アカウントに、いつか彼女にこのメッセージが伝わるといいなと思い文章を書きました。

今日の傾聴スイッチON
【自分を守る術だった】
傾聴の講座を開催していると、色んな方のお話しを聴かせていただく機会がある。

私は講座やホームページやYouTubeチャンネルでも話しているが、以前は自分の気持ちを押さえ込んで生きて来た。傾聴に出会った頃、自分の気持ちを書くというワークに何も書けない位、自分の気持ちがわからなかった。
今は日常的に自分の心の声を聴いている気がする。6年目に入りやっと日常的に聴いていると自覚できるくらいになってきた。

人は悲し過ぎること、辛過ぎることがあると、その感情を見たくなくなる。その感情に気づいたままだと生きることすら辛くなることもある。だから無になる。あえて見ようとはせず、器用に忘れようとする。それが習慣化すると、心が動きにくくなるので、傾聴がしづらくなる。

そんな中でも傾聴が気になり学びに来られる。
いつから無を選ぶようになったんだろう…そんな自分に気づくことから始めてみよう。
「自分を守る術だったんだよね」
と自分自身に声をかけてあげて。

あなたがあなたでいられますように

彩LINE公式アカウント

その数日後、彼女からの月1の「話す放す場所」傾聴の練習会へのご予約をいただきました。

そして、彼女がこの文章を読むタイミングが来たのです。

練習会にいらした彼女は「リエさんは命の恩人です!」とおっしゃってくださって…

私は傾聴という車を買った。
本もたくさん読んだし、キャリコンの講座を受講して勉強をたくさんして、車にガソリンは詰め込んだ。
だけど車は動かない。だから傾聴の講座を受講した。
そしたら、基礎の先生が車のキーをくれた。
そして、リエさんが車のキーを回してくれて、練習の場というカーナビもプレゼントしてくれた。

こんな言葉をくださいました。

過去に人の気持ちをわかり過ぎるのがしんどくて、無になることでラクになったと思っていた。
だけど、気持ちを聴くのが傾聴。

以前は共感ができず、同感でしか聴いていなかったので疲れていた。
だから自分を守るために無を選んでいた。
共感ができるようになったことで、相手の気持ちと自分の気持ちが分けられるようになった。

今は傾聴がしたくてしょうがない状態になって、相手の気持ちはなに?ばかりが気になっている。

たった一週間です。
講座を受けて、自分がなぜ無になっていたのか。
なぜ聴けなかったか。

それがわかると、霧が晴れたように今は傾聴したい気持ちでいっぱいだそうです。
傾聴1日講座で、自分自身がラクになれる。
一週間で人生が変わったと。

そんな彼女を応援したい気持ちでいっぱいです。

傾聴ができないと苦しんでいるあなたに。

あなたがあなたでいられますように。