種を播く
昔、野菜やお花の種の加工をする会社で、発芽試験をする仕事をしていた経験があります。
種苗会社さんから預かった種を、播種しやすい形に加工をしたり
種の発芽率を良くするための加工をしたりする会社です。
その会社の中で、加工をする前の種と、加工後の種の発芽試験をする部署で仕事をしていました。
発芽試験をするためには、まず種を播きます。
試験なので、土に播いたり、試験用のペーパーに播いたり。
種によって播種方法も違います。
土に播く時にはお水の量が違ったり、播種後のプラントを置く場所も温度が違っていたり。
様々な状況下で試験をするんですね。
播種をしてから、何日目にどのくらい発芽しているか、どのくらいきれいに成長しているか
などをチェックしたりしていました。
植物を見ていると同じ条件下であっても、
しっかりと強く育っているもの
発芽に時間がかかるもの
発芽できないものなど
本当に個性豊か。
今の仕事をするようになり、種を播くことの大切さを実感しています。
そして成長の違いも。
同じ条件下にいたとしても、成長のスピードは様々。
すぐに芽が出るもの、そうでないもの。
しっかり上を見てグングン伸びていくもの。
曲がって違う方向にいくもの。
いろんな個性があっていい。
いろんな個性があるからこそおもしろい。
まずは種を播くところから始めてみませんか?
あなたはどんな風に発芽するのでしょう。
あなたはどんな風に成長するのでしょう。
あなたがあなたでいられますように。