完璧じゃなくていいんですよ

先日傾聴の大師匠にお話を聴いてもらっている時に言われた言葉です。

傾聴を教えている立場として、出来る限り自分を整えておきたくて、毎月傾聴40年の大師匠に話を聴いてもらっています。

自分の心の声を聴く「セルフ傾聴」が習慣になって来て、自分の心の声をしっかり聴きながら、穏やかに生活しているのですが、

そんな中、先日久しぶりにとても落ち込んだ瞬間がありました。


どうしても自分の気持ちを聴いてもらいたくて、傾聴の専門家研修の時に話し手を自ら立候補して聴いてもらいました。

傾聴の専門家ばかりが集まっている研修なので、みんなとても私の気持ちをわかろうとして聴いてくれます。
ただただ自分の気持ちを聴いてもらうだけで、自分の中で整理がついたり、自分の気持ちの明確化ができたりするのは、重々承知しているので聴いてもらったら自分自身で納得ができたのです。

そして数日後、大師匠に話を個人的に聴いていただく機会がありました。

専門家研修で話させてもらったので、自分の中でもう「出来ることはやった!」
という感覚になれて、それ以降はすっかり落ち込んでいたことが気にならなくなりました。

とお話ししました。


人間だから、落ち込むし、自分を責めることもある。

間違うこともある。
コケることもある。

ある意味、心が動くのは人生の中でとても大事なこと。

自分を全然責めなくなったら、自分を責めている人の気持ちなんてわからなくなりますからね。

完璧じゃなくていいんですよ。


と言葉をもらい、ホッとする自分がいました。

完璧を求めているつもりはなかったのですが、やっぱりどこかで
「自分を責めてはいけない」
という気持ちが発動していたんですね。

聴いていただき、そんな気持ちを持っている自分に気付くことができました。

生きていると色んな感情が湧いてきます。

落ち込むこだってある
間違うこともある
自分を責めることもある
人を責めたくなることもある

自分の気持ちが揺れるから、人の揺れる気持ちがわかるんですね。

揺れるのは仕方がないけど、自分の中心に戻って来る時間がめっぽう早くなっている感覚はあります。


その自分の中心に戻るのに、とても効果があるのが聴いてもらうことだなぁとまた今回も感じました。

嬉しいきもちも
楽しいきもちも
悔しいきもちも
悲しいきもちも
寂しいきもちも

どんな感情があってもいい。

私が大師匠に言われた

「完璧じゃなくていいんですよ」

を、これを目にしてくださったあなたに贈ります。


あなたがあなたでいられますように。