自分の気持ちを言わないという選択
先日、数年気になっていたことが解消されました。
今日私がとても尊敬している方に、ちゃんとお話を聴いていただける機会がありました。
私は人のお話を聴くことが多いのですが、自分を整えておくためにちゃんと聴いてもらう時間を定期的にとっています。
もう数年ずっと気になっていたことがあり、先日ちゃんと向き合うことで誤解や行き違いをわかりあうことができました。
私が数年前に出した結論は「自分の気持ちを言わない」という選択でした。
言ったほうが良かったのか。
でも言えなかった。
今の私なら言えるけど、その時は言えなかった。
「自分に誠実でいること」を教えてくださるその方が、私に今日言ってくださった言葉が
「自分の気持ちを言わない選択も自分に誠実で居ること。
言わなかったのはその時の自分を守るため。
話せないときに話さないのも、自分を大切にすること。
自分を大切にする方法は誰かと違っていていいんですよ」
「自己開示は自分のことを話すことだけが自己開示ではない。
言わない、閉じるということも自己開示だから。
閉じたいと感じるのなら、閉じればいい。
自分を大切にする方法は自分しかわからないから」
「その時はそうすることが自分を守る術だった。だからそれでいいんです。」
みんなそれぞれがそれぞれの心のフィルターを持っている。
頭で考えるのではなく、自分の心が感じてしまうから。
その感じる方へ向かえばいいんだと今日また再確認しました。
今は今の私の気持ちで向き合いました。
大切にしたいと思えたから、その気持ちのままに。
人と人が関わって生きていくのだから
違いがあるのがあたりまえ。
その違いを簡単に認められると楽なんだけど
感じてしまう心はどうにもならないのです。
それぞれの心のフィルターをわかりあえればいいんだけど
それはスムーズにいかないこともあります。
だけど、わかりあえる時にはわかりあえるし。
もう無理だと思っていたことが解消することもある。
それにはタイミングも必要。
わかりあうためには年月が必要だった
離れてみたからわかることもある
必要な人とは、必要な時にちゃんとまた繋がる
バラバラと崩れていたジグソーパズルのピースが、ちゃんと元に戻って
出来上がった時のような感覚。
きっと、ずっとこうなることを願っていたんだと思います。
今があるのはあの時に「言わない選択」を自分でしたから。
あなたは、無理に自分の気持ちを話していませんか?
言わないという選択があるんだよということも心のどこかに置いておいてください。
自分に誠実に。
あなたがあなたでいられますように。